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2009年7月2日木曜日

タロット「運命の輪」の謎


タロット大アルカナで「10」の数字が振られている第9番目のカードが「運命の輪」です。
第9番目は隠者でした。
「隠者」につては、下記のページに詳細が載っています。
タロット隠者は何を象徴としているのか

簡単に述べると、大アルカナは「愚者」の旅と考えられます。
目的に向かって今まさに旅立つ愚者は、様々な人間や組織に会って経験を積み増す。
そこで「隠者」で外の世界から内なる世界への旅立ちを始めることになるのです。

つまり「運命の輪」は人間の成長過程における「ターニングポイント」を表します。
ここからステージが変わるわけです。
もっと高次のステージになります。

「運命の輪」は非常に奇妙な絵ですよね。
中央の「輪」のようなものは、糸紡ぎ機のイメージです。実際にマルセイユ版には糸紡ぎが描かれています。
運命の糸を紡ぐからです。

四隅の動物はすべて架空(イメージとして)の動物です。
エゼキエル書という聖書外伝がありあますが、そこに書かれていますね。エノク書にも書かれています。
一般に4大獣ですが、全て雲に乗っていますから、天上界を示し神聖です。

雄牛は「地」、「鷲」は風、「ヒト」は「水」、「獅子」は「火」の属性を暗示します。
つまり小アルカナのスートです。

輪の右側には赤い動物。
これはセト(エジプトの悪魔)です。赤は欲望・本能を抑えられない怒りの赤ですね。
黄色い蛇は、人間の知恵の足りなさを・・
同時にスフィンクスは善きもの(幸運・成功・達成・・)を顕しています。

でも問題なのは、彼らは「輪」の上にいることです。
「輪」は回転していなければ意味がありません。
つまり、回転することで、下にいる赤い獣も上に上がり、上にいるスフィンクスも下に落ちることを示すんです。

万物流転です。
一般に、チャンス到来・幸運・好転する・・と読めますが、その期間が短いので急ぐ必要があります。
チャンスは一瞬に危機に変貌するかもしれません。

逆位置は流れが巡回転ではないことから、方向性の誤りやミス、または回転が止まった状態を示しています。