2009年7月26日日曜日

タロットコートカードは分解して読む


タロットには「大アルカナ(major arcana)」の22枚と、小アルカナ(minor arcana)」の56枚で構成されていますよね。
大アルカナは読みやすいけれど、小アルカナは苦手って人はすっごく多いんです。数が多いから、それだけ「覚えなくてはいけない」と思っているんですね。

でもそれは間違い。
タロットは元々がPlayng Cardsなんですから、意味なんてものはありゃしないんです。勝手にタロッティストの先輩たちが付けていったモノです。

さて小アルカナで躓く要因の1つは「コートカード(宮廷カードまたは人物カード)」ですね。
これは「キング」「クイーン」「ナイト」「ペイジ」の4つで構成されています。
デッキの種類によっては、「キング」が「ナイト」、「ナイト」が「プリンス」、「ペイジ」が「プリンセス」ともなっています。

数量として16種類もあるんですから、詳しく記載すると読む側も疲れるでしょう。

コートカードをどのように読むか?
ますは・・大きな方向・流れを説明しましょう。

コートカードは人物カードだから「人物」」を表している・・と思いがちです。
確かに影響のある人物を特定する場合にも、よく出てきますが、実はコートカードは相談者(または相談内容)の解決プロセスにいたる状況を示すのが多いんです。ほとんどは状況だと考えて間違いはないでしょう。

まず「カップのナイト」を例に取ります。
この「カップのナイト」という一枚のカードを、「カップ」と「ナイト」の2つに分けるんです。

「ナイト」は動きを表します。もっとも早く、行動的です。今まさに頂点に向かっているプロセスですね。
日中を指定します。ちょっと格好をつける帰来はありますが、世に出るアピールといった感じでしょう。

ある意味、男の象徴とも言えるような属性です。積極的で前進主義なんです。しかもナルシストも少しはいっています。
行動力もさることながら、目標への執着や意志に焦点が当たります。

「ナイト」のことが少しイメージできましたか?

次に「カップ(Cups)」です。
これは「聖なる杯」ですよね。「聖杯」はイエスが最後の晩餐で、「これは私の血なり」といってワインを回しのみするときに使った杯です。
後にゴルゴダの丘で処刑の際、ロンギヌスの槍で心臓を刺されて死を確認したとき、水が湧いてきたといわれ、従兄弟のヨハネが聖杯で聖なる水を受けました。

つまるところ「聖杯」には感情・魂の象徴な訳です。
また乾杯するときに「コップ」「グラス」を持ち上げて使うでしょう。「カップ」には感情の流通の要素があるんです。

「カップ」には今の「聖なる杯」の他に「水」の属性としての要素に分解されます。

「水」をイメージしてみましょう。
「水」は何でもカタチを変え、色も染まります。柔軟なんです。
さらに「水」は高いところから低いところに「流されて」いきます。
その意味では意志は弱いですよね。

そこで・・
これらの「ナイト」「水」「カップ」のキーワードを足し算・掛け算してみましょう。
たとえば・・・・
「柔軟性(水)」+「感情が豊か(カップ)」+「行動力(ナイト)」が「カップのナイト」の象徴の1つとなります。
なにかスマートで泥臭いことが嫌いな、格好の良いスムーズな流れや動きを示すようです。プライボーイとも訳しても良さそうですね。

基本的にコートカードは、スートの属性(元素属性と物質属性)と人物属性を分解して、再度足し算してみることで、細かなリーディングができます。

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2009年7月2日木曜日

タロット「運命の輪」の謎


タロット大アルカナで「10」の数字が振られている第9番目のカードが「運命の輪」です。
第9番目は隠者でした。
「隠者」につては、下記のページに詳細が載っています。
タロット隠者は何を象徴としているのか

簡単に述べると、大アルカナは「愚者」の旅と考えられます。
目的に向かって今まさに旅立つ愚者は、様々な人間や組織に会って経験を積み増す。
そこで「隠者」で外の世界から内なる世界への旅立ちを始めることになるのです。

つまり「運命の輪」は人間の成長過程における「ターニングポイント」を表します。
ここからステージが変わるわけです。
もっと高次のステージになります。

「運命の輪」は非常に奇妙な絵ですよね。
中央の「輪」のようなものは、糸紡ぎ機のイメージです。実際にマルセイユ版には糸紡ぎが描かれています。
運命の糸を紡ぐからです。

四隅の動物はすべて架空(イメージとして)の動物です。
エゼキエル書という聖書外伝がありあますが、そこに書かれていますね。エノク書にも書かれています。
一般に4大獣ですが、全て雲に乗っていますから、天上界を示し神聖です。

雄牛は「地」、「鷲」は風、「ヒト」は「水」、「獅子」は「火」の属性を暗示します。
つまり小アルカナのスートです。

輪の右側には赤い動物。
これはセト(エジプトの悪魔)です。赤は欲望・本能を抑えられない怒りの赤ですね。
黄色い蛇は、人間の知恵の足りなさを・・
同時にスフィンクスは善きもの(幸運・成功・達成・・)を顕しています。

でも問題なのは、彼らは「輪」の上にいることです。
「輪」は回転していなければ意味がありません。
つまり、回転することで、下にいる赤い獣も上に上がり、上にいるスフィンクスも下に落ちることを示すんです。

万物流転です。
一般に、チャンス到来・幸運・好転する・・と読めますが、その期間が短いので急ぐ必要があります。
チャンスは一瞬に危機に変貌するかもしれません。

逆位置は流れが巡回転ではないことから、方向性の誤りやミス、または回転が止まった状態を示しています。