2008年11月9日日曜日

愚者は希望・・スタート・始まり

大アルカナカードの最初は「0」番の愚者です。
ただ「0」という数字が最初なのかというと、ちょっとニュアンスが違うかもしれません。「0」は無であり、「○丸」の形とも言えます。

タロットカードは大アルカナ、小アルカナ共に、紙芝居のように連続したストーリーを描いています。

大アルカナカードは、この「愚者」から「9」番の隠者までが、人間の現実に即した成長のプロセスを描いています。その後「10」の運命の輪から「20」の審判まで、人間ではないものが登場し、精神的な・・抽象的な成長のプロセスを描きます。最後の「21」番の世界で、現実的・物質的な成長と精神的・抽象的な成長の最終過程・・完成に至るわけです。

「愚者」の数字は「0」です。カードによっては「22」と付けられている場合もあります。
「愚者」は「新しい始まり」「自由な人」「放浪」をイメージしています。
「自分は何か?」という人生における究極の命題を問いかけ、その答えを探しながら旅をする人間です。あらゆる物事の出発点、逆にいえば終着点を意味しています。

正位置では、「無邪気さ」「自由に生きる」「思い切った行動」「愚行」「出発」
●大きな決心や決断 好ましい偶然 ライフスタイルのあり方を見出す暗示 
決心・・質問者が挑戦する道を選択すれば意義深いものとなり、生活に良い変化をもたらします。
「偶然」はキーワードの1つ ラッキーハプニングという暗示もあります。

逆位置では、「無思慮」「無計画」「愚かさ」「衝動的な行動」「無知」「誤った方向や決定」「優柔不断」 
●愚かな決心 自己中心的な行動 質問者は選択を誤ったり他人に利用される暗示。 
欲望はあなたを悪い方向へ駆り立てる 
「何が欲しい」のか、「何がやりたい」のかもう一度熟考する必要がある 
馬鹿げた利己的な行動 
結果を考えずに気の向くまま行動すれば後悔が待っている

愚者のカードを見ると明らかに旅支度をした若者が空を見上げています。ただ旅人は、断崖絶壁の端に立っており、下を見ていません。空を見上げているのは「新しい出発の希望」を表現しています。しかし、崖っぷちに立っている様子からまかり間違えば転落してしまう危険性も孕んでいます。旅人の近くで吠えている犬は、旅人に用心を促しているのでしょうが、彼は聞こえていません。


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